ひな祭りの起源は古代中国にさかのぼり、水辺で身を清め邪気を払う風習が平安時代日本に伝わり、宮中の人形遊びや流し雛へと発展し、やがて日本ならではのひな人形を飾り、女の子の健康と幸福を願う華やかな行事になった様です。そして、ちょうどその頃に咲くことから桃の節句ともいい、桃には邪気を払う力があるとされ好んで飾られました。中国では桃の実は不老長寿の仙薬とする伝説もあるそうです、また現代では桃仁(種の中の実を乾燥させたもの)は中医薬で、血行を改善し月経困難症(生理痛)や便秘(活血祛瘀,潤腸通便) に効果があり、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、関節痛や筋肉痛に有効な疎経活血湯(そけいかっけつとう)等に用いられています。